- FXをやりたいけど、どういった勉強をすればいいの?
- 何を使ってFXの勉強をすればいいの?
- そもそも、FXの勉強って必要?実践で学べばよくない?
この記事ではこういった疑問を解決できる記事になっています。
私自身、大学時代からFXを経験し、失敗から「こういうことはFXをやるうえでは知っておいた方がいい」と思うようになりました。
この記事を読み終えたころにはFXで生き残っていくためにはどういったことを行っていけばよいのか分かる状態になっています。
記事の前半ではFXの勉強をする理由や、その方法について解説し、後半ではトレードスタイルに応じた特徴について解説しております。
説明が長くなってしまうため、前編、後編に分けてご説明します。
この記事はFXをこれから始める人、始めたけど、まだよくわからないという人向けの記事になっております。
FXを勉強することの意味とは
FXを勉強することの目的は、継続的に利益を出すために必要なことです。
継続的に利益を出すためにはFXを勉強してFX参加者が相場をどのように考えているかを知ることが必要です。
FXを勉強することで、
- このラインを越えたら相場が反転(逆方向に動く)かもしれないな
- このラインまでは相場は下がらないだろうから、相場の流れに乗ろう
といったことが、なんとなく分かるようになってきます。
こちらはFXネオのプラチナチャートの画面です。
チャート上に複数の白い線を引いています。
このラインを引くことで「相場の壁(レジスタンスライン)」や「相場を支えるライン(サポートライン」というのが見えるようになります。
このラインについては後ほど詳しく解説をします。
こういったことを勉強することでその後の相場の動きを予想することが出来るようになります。
利益を出すときの最もベーシックな方法は相場の動きに乗る「順張り」です。
相場が上昇、下落、どちらの動きになるのかをチャートから判断し、順張りをすることで継続した利益を目指せます。
初心者が知るべきFXの勉強方法7選
ここまでで、FXを勉強する目的、意味をご理解いただいたことだと思います。
そこで、知りたいのが具体的な勉強方法です。
ここからは、具体的な勉強方法を7つご紹介します。
いきなりすべては無理でも、少しずつ継続的に取り組むことで利益をFXで利益を出せるようになりますので頑張りましょう。
説明が長くなってしまいますので、今回の記事では3つご説明しています。
残りの4つについては後日記事がアップされますのでそちらを確認してください。
FXの用語を知る
どういった分野でもそうですが、その世界でのみ使用する言葉があります。
この言葉を理解していなくては、何を言っているのか伝わりません。
そこで、FXを取引するにあたり、下記の言葉だけでも覚えてください。
ここでは各言葉について、簡単な解説を行います。
より、詳しい内容については別途ご説明したいと思います
円安・円高とは
経済用語としての円高とは、
円の価値が他の通貨に対して上がることとされます。
ここでいうほかの通貨とは、一般的にドルのことを指すことが多いです。
反対に円安とは円の価値が下がることとなります。
FXの世界でこの言葉を聞いたときに、
円高:100ドル円 ⇒ 90ドル円
円安:100ドル円 ⇒ 110ドル円
という動きになることが想像できることが大切です。
ニュースで「〇〇円の円安」と聞いたときに頭の中でチャートがどういった動きになっているか想像できれば十分です。
レバレッジ
レバレッジとは、FX会社へお金を入金した金額よりも大きな金額で取引をできる仕組みのことを意味します。
このFX会社へ入金したお金のことを証拠金と呼び、証拠金を担保として利用しています。
但し、レバレッジを高くするということは「リスクを多くとる」ということ。
FXでリスクを多くとる = 小さな相場の動きで損切、ロスカットの確率が高い
ということです。
自分が予想をした方向に相場が進んで利益を出せる状態では「少額で大きな利益を出す」ということが可能です。
しかし、逆の動きをすればすぐに資金が無くなってしまうというのがレバレッジの難しいところです。
ロスカット
FX口座に入金されている資金に対して、一定額以上の損失が発生している際に行われる利用者救済の措置です。
無条件に損失を放置すれば、多額のマイナスとなり、追加の資金の入金が必要になります。
そのような事態を防ぐ措置として「ロスカット」が存在します。
ロスカットになるのは悲しい気持ちになりますが、最低限FX口座へ入金をした資金以上の損失にならなかっただけよかったと考えましょう。
基本的にはロスカットになる前に損切の設定を行うことが大切です。
pips(ピップス)
円とドルのような2つの通貨の値幅を表す単位です。
〇〇pips円安に動いたら利益確定(損切)
といった感じで出てくる言葉です。「値幅の単位」ということだけ抑えておけばOKです。
ロット数(Lot)
FXにおける「取引単位」です。
FX会社によって異なりますが、FXネオは1,000通貨から取引が出来ます。
このため、FXネオでは1Lot =1,000通貨から取引が可能ですが、会社によっては1Lot = 10,000通貨という場合もあります。
この2つ通貨の量が異なることで何が違うかというと、
- 必要証拠金の金額が1桁違う
- 1pips動くときに変化する損益の金額が異なる
という違いが出ます。
初心者の人は出来るだけロット数が少ない取引から慣れることをおすすめします。
FXの注文方法を知る
FXにおける注文方法は幾つかあります。
基本的な方法2つと応用的な方法3つをご紹介します。
最初は難しいかもしれませんが、慣れれば自分に合った注文方法が見つかります。
自分なりの相場分析を行い、応用的な方法で注文が出来ることが初心者の第一歩です。
成行注文(基本)
最も基本的な注文方法が「成行注文(なりゆきちゅうもん)」です。
注文したい「今の時点の価格」で購入する注文方法です。
利用するイメージとしては、
チャート分析を行った結果、今が買い(売り)と判断したときにこの価格でいいからポジションが欲しい
という時に利用します。
指値注文(基本)
成行注文とは異なり、「〇〇円で買う(売る)」という注文方法です。
ポジションを得たい価格まで相場が動いた場合に備えた注文方法です。
相場が予想と外れた動きをした場合は取引が成立しません。
利用するイメージとしては、
チャート分析を行た結果、〇〇円になったら買い(売り)でポジションが欲しい
という時に利用します。
IFD注文(応用)
指値注文の応用と考えます。
〇〇円になったら買い(売り)を行い、そのポジションが△△円になったら売り(買い)の注文を行う
といった感じです。
利用するイメージとしては、
チャート分析を行った結果、○○円になったら買い(売り)でポジションを確保し、その後の相場で△△円まで相場が動いた段階で利益確定(損切)をさせる
という感じです。
個人的には順張りの相場で利用し、しばらく相場にのってトレードをするときに使用します。
IFD注文なら損切の設定注文確定時に行えているので安心です。
OCO注文(応用)
指値注文の応用と考えます。
買いの注文と売りの注文を同時に行い、どちらかの取引が成立した時点で反対の注文をキャンセルするという注文方法です。
「買い」で取引が成立すれば、「売り」の注文はキャンセルし、「売り」の取引が成立すれば、「買い」の注文はキャンセルといった感じです。
利用するイメージとしては、
今1ドル100円のドル円において、OCO注文時に、
買い:101円
売り:99円
で注文を行い、ドル円がどちらかの価格まで変化をするのを待つ
といった感じです。
注意点としては、取引が成立した後、利益確定や損切の注文が行われていない点です。
取引が成立したのは良いのですが、その後相場が反転し損失が発生していたとしても損切が行えません。
最悪の場合、ロスカットされていることも考えられるのでOCO注文の場合はレバレッジを低くして注文をすることが大切です。
IFD-OCO注文(応用)
IFDとOCOの組み合わせの注文方法です。
〇〇円という指値で注文をした際に、△△円で利益確定させ、▢▢円で損切を行う
という感じです。
この注文で利益確定ができると相場の流れが読めたと言えるでしょう。
予想外の動きをしたとしても、自身で設定した損切の範囲で損失となりますので取引のリスクをコントロールできます
最初は難しいかもしれませんが、IFD-OCO取引ができるくらいにチャートを予想することが大切です。
FXチャートの見方を知る
前提として、FXチャートで為替の動きを100%当てることは不可能です。
じゃあFXのチャートを見ても意味が無いんじゃない?と思われるかもしれません。
結論から申し上げると、FXのチャートを見て知るべきことは”相場の流れ”です。
相場の流れとして今は、”円安”、”円高”、”レンジ相場”という3つの状態を知ることがFXチャートを見ることの基本です。
ここではこの3つの状態のチャートについてご紹介します。
この3つのチャートの状態がわかるだけで、”為替相場に乗る”ということが可能になります
円安相場
こちらのチャートは円安相場となっているチャートです。
2024年6月13日の段階で1ドル155.720円でだったドル円が、7月11日の段階で1ドル161.805円と約6円も円安方向へ動いたことを示しています。
円高相場
こちらのチャートは円高相場のチャートです。
7月11日時点で1ドル161.805円だったドル円が、8月5日には1ドル141.687円へと円高となっております。
レンジ相場
こちらのチャートはレンジ相場のチャートです。
赤丸で囲った部分がレンジ相場となっています。
9月19日の142.12円辺りから10月2日まで相場の動きが”円安”、”円高”のどちらの方向にも進んでいません。
こういう相場の場合、ある一定の範囲内で円安方向に進んでは円高方向に戻るといったジグザグした動きを繰り返します。
相場としてはどちらの方向に動いていいか迷っている状態と言えます。
ここまで紹介した3つの相場について、どの相場についてもいえることがあります。
それは、
“同じ相場はずっと続くことはない”
ということです。
当たり前のことですが、大切なことです。
必ず相場が反転(例えば、円安相場だったのが、レンジor円高相場になること)するときがきます。
その反転するポイントが正確に分かればFXで稼ぐことは簡単ですが、正確にいい当てることが出来る人はいません。
しかしながら、FXチャートを見ている人は工夫をすることで”この辺りで相場が反転するかも?”といった目安を見付けています。
ここでは2本の目安となる線の引き方をご説明します
チャート分析の基本~レジスタンスライン~
レジスタンスラインとは”抵抗線”という意味です
簡単に言うと、”壁”のようなものです。
具体的には上の画像の黄色の線が”レジスタンスライン”となります。
赤丸で囲った5か所で黄色のラインに触れるか、若干黄色のラインを超えています。
レジスタンスラインを超えるということは、”超えた方向に相場の勢いがつく”ということです。
具体的にみていきましょう。
このドル円相場では9月20日に初めてレジスタンスラインに触れました(一番左の赤丸です)。
その後、9月27日に一度大きく円安方向にロウソクの脚が伸びますが、また戻ってきて大きく円高方向に為替が動きました(赤丸3つ目の細長い部分です)。
この時、市場参加者が思った感想は、
市場参加者:お、レンジ相場を抜けて円安方向に行くかな?
市場参加者:…だめだ、やっぱりこのレジスタンスラインを超える相場の力がないんだなぁ
市場参加者:ラインを超える力がないということは、円高方向に行く可能性が高いな(ドル円を”売り”で
購入する)
この結果、長い陰線(水色)のロウソク足が出来上がり、3日間円高方向に動く結果となりました。
その後、円高方向の動きから円安方向の動きとなり、5回目の挑戦となる10月2日にレジスタンスラインを突破し、大きく円安方向に相場が動きました。
初めてレジスタンスラインに触れてから8日間(土日は市場が止まるため除きます)かかりました。
この時間が長いほど、その後の相場の勢いが強くなります。
レジスタンスラインを超えるまでの時間が長ければ長いほど、我慢を強いられており、その後の爆発力が強いというわけです。
チャート分析の基本~サポートライン~
サポートラインはレジスタンスラインの逆のような線です。
今回のチャートでは黄色の線がサポートラインとなります。
8月7日にサポートラインに触れた後、何回も円高方向に動こうとはしますが、サポートラインに支えられる形で円安方向に戻っています(赤丸)。
このようにサポートラインとは、”円高方向に行く動きを押さえる線”と言えます。
サポートラインを超えるだけの力のある相場ならその後のチャートの動きとしても円高方向に動くことが多くあります。
レジスタンスラインの時と同じで、サポートラインでサポートし続けた時間が長ければ長いほど、超えた時の勢いが強いということです。
レジスタンスラインとサポートラインの関係
ここでご説明した”レジスタンスライン”と”サポートライン”の関係は表裏一体です。
一方ではレジスタンスラインになるのに、見方を変えればサポートラインにもなります。
こちらのチャートはサポートラインで説明をしたときのチャートをもう少し長いスパンで見たものです。
8月19日まではサポートラインとして機能していました。
その後、サポートラインを突破し、円高方向にしばらく動き、9月2日に再びサポートラインに触れる展開になっています。
この時のサポートラインは既に”レジスタンスライン”になっています
最初はサポートしていたのにいつの間にか”相場の壁”になっているということです。
9月27日にレジスタンスラインとなったラインに触れ、再度円高方向に戻っていきます。
10月3日には再度レジスタンスラインを突破すべく挑戦をしているという状態です。
ここで大切なことは、
ラインとなった黄色の線の価格(ここでは146.51付近)が重要な目安となる
ということです。
レジスタンスでもサポートでも、この価格付近を市場参加者は注視して売買の判断をしていることがチャートから読み取れます。
こういった相場の動きが変わりそうな価格を見付けることで相場の動きに乗ることが出来るようになります。
まとめ
今回ご紹介した記事のまとめです。
この記事は、
”FXで生き残るためには何をすればよいか”
ということを解説しています。
FX初心者の方が生き残るためにするべきことは最低限の知識を身に着けることです。
FXの世界独自で使用されている言葉があるため、それを理解し、その後の展開を想像できるようになることが大切です。
まず、最低限身に着けたい知識が、下記の5つの専門用語です。
- 円安・円高
- レバレッジ
- ロスカット
- pips(ピップス)
- ロット数(Lot)
この5つの言葉はFXをやっている中で当たり前に使われる言葉です。
どういう意味で、何を伝えたいのか分かるようにしっかりと意味を押さえておきましょう。
次に実際にFXで取引をするときの注文方法についてです。
- 成行注文(基本)
- 指値注文(基本)
- IFD注文(応用)
- OCO注文(応用)
- IFD-OCO注文(応用)
基本の注文のやり方や成約のされ方を知るのはもちろんですが、応用的な注文の仕方で取引が出来るようになりたいものです。
応用的な注文の仕方はどれも自分なりに相場の動きを予想し、考えた結果の注文となります。
注文の結果損切にあってしまったとしても原因を考え次に活かせば問題ありません。
大切なのは”何となく取引をしない”ということです。
FXは投機に近い属性の金融商品ですが、これを投資にしていくことは自分自身の取り組み次第で変わります。
3つ目にチャートの見方についてです。
- 円安相場
- 円高相場
- レンジ相場
について解説致しました。
FXのチャートは必ずこのどれかの状態にいます。
例外としては、重要な経済指標が発表される前後や災害等が発生したときです。
このような時はチャートの状態を無視した円安、円高の動きをします。
ほぼチャート分析が意味をなさない時間なので相場に乗るということは不可能な状態です。
また、チャートの分析で使える2つのラインについてご紹介しました。
- レジスタンスライン
- サポートライン
この2つのラインは相場の動きを知るうえで重要になるラインです。
チャートを分析する上で、自分自身で色々ラインを引いてみることで
”なんとなく相場がこの辺りを意識して動いているなぁ”
という場所が分かるようになります。
これが分かってくると”損切”や”利益確定”が理屈に基づいて行うことが出来ます。
自分なりの考えに基づいて利益確定と損切の設定が出来れば投機ではなく投資へ近づけます。
私と一緒にFXで利益が残せるように頑張っていきましょう。
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